コラム

デジタル時代における年始の挨拶~変わらないものと変わるもの~

公開日:2023年12月15日 更新日:2023年12月15日

年の瀬が迫り、今年も残りわずかとなってまいりました。そこで今回のコラムでは年末に相応しい話題をご紹介致します。本日12月15日は何の日かご存知でしょうか。

12月15日は年賀状引き受け開始日

2024年の年賀状の引受開始は本日2023年12月15日からになります。因みに誤って12月14日以前に投函してしまうと通常のはがきと同様の扱いとなるため、年内に届けられてしまいます。また、年賀状を一般はがきで送る場合、「年賀」の朱書きを忘れてしまった場合も同様に年内に届けられてしまいます。また元旦に届けるためには12月25日までの差出しが目安となっておりますので、差出しのご予定がある皆さまはご注意ください。

年賀状の歴史

日本の文化として定着している年賀状ですが、一般に広がったのは今からおよそ150年前の明治4年(1871年)の郵便制度発足がきっかけとされています。
年の始めに親族やお世話になった方、近隣の人々の宅を回り、旧年中のご交誼を感謝し新年の挨拶を述べる「回礼」は古くから行われてきた習慣ですが、社会の発展により交流する人や地域の範囲が広がり、回礼を行うことが困難になってきた時代背景から、郵便葉書で簡便に気持ちを伝える方法として年賀状が広まったと言われています。

年賀状の今

今年8月、日本郵政は2024年用の年賀状の当初発行枚数が14億4千万枚になると発表しました。発行枚数は13年連続で減少となり、7年前のほぼ半数となります。年賀状発行枚数は高度経済成長やバブル経済などを経て増加傾向にありましたが、2003年の44億5千枚をピークに減少傾向にあります。特に近年ではSNSの普及やプライバシー問題に対する意識の変化(学校での名簿配布や職場での住所情報管理厳格化)、更には企業のSDGsへの配慮、ペーパーレス化やコスト削減等により減少幅が拡大し、「年賀じまい」「年賀状スルー」という言葉が注目されるようになりました。

変わらないもの

年賀状の歴史で触れましたが、もともと年賀状は遠方に住む人たちに年始挨拶の書状を送った習わしがもとになっています。近年では年賀状がメールやSNSに置き換わり、デジタルで年賀の挨拶をすることが増えましたが、「年始の挨拶」という文化が衰退した訳ではないと思います。

今年、弊社はお取引店さま向けサイト『イツトナLIVES』を開設し、従来の対面に加えて、デジタルでのコミュニケーション機会を創出しました。テクノロジーの発展や労働環境の変化により、今後デジタルでのコミュニケーション機会は益々増えていくかもしれませんが、変わらないものとして、弊社はお取引さまと「いつもとなりに」寄り添い、繋がり、ご相談やご商談相手として選んでいただける存在として、これからも変わらない存在としてあり続けていきます。

 

 

提供:ⒸイツトナLIVES/シャープファイナンス

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