コラム
2025/01/17
釣りの楽しみを倍増させる!魚の処理と保存のコツ
公開日:2025年01月17日 更新日:2025年01月17日
日々の忙しさの中で、ふと自然と触れ合う時間を持つことは、心身のリフレッシュに繋がります。そんなひとときに、釣りを楽しむ方も多いのではないでしょうか。しかし、釣った魚をどう処理し、保存するかは意外と難しいものです。例えば、効率的な作業手順や、道具の選び方、そして何よりも「鮮度を保つための工夫」は、ビジネスにおける品質管理にも通じるものがあると言います。
そんな今回は弊社にて勤務する生粋の釣り師 黒戸 拾郎氏(仮名)に寄稿いただいたので、ご紹介します!
某日
編集部から「釣った魚のさばき方・保存方法」について書いてくれと依頼があった。
なにゆえこのテーマなのか、前後の脈略がわからない。
どうやら、どんな文章を書くのかひとつ見てやろうと云うことなのだ。
さばいた後、保存するのか。保存ねえ。
「干物」なら作れるけれど保存食とは言えないし、保存食の王様「鰹節」なんか作ったことがない。さて。
土用のアジ
夏の盛り、友人からLINEがあった。
「アジ釣りに行って 4匹釣れたけど、さばけないから貰ってよ」
「愛想無しで悪いけど、これから出掛けるから貰えない」と即、返信した。
別に出掛ける用事があったわけではない。むしろ暇を持て余していたくらいだ。
ではなぜか。
夏のアジほど旨いものはないが、反面素人の釣ったアジほど始末に負えないものはない。
おそらく釣れた魚は、釣れたままの状態でバケツに放置されていただろう。
夏場の海水温はただでさえ高く、まして汲み置きの水ともなれば風呂のお湯より熱い。
食当りはしなくても、極めておいしくない状態と想像できた。
保存(海から食卓まで)
クーラーBOXをバッグ兼用で使っている人がいるが、これは改めた方が良い。
氷は当然であるが、タオルや着替えまで一緒に入っている。
釣れた魚は密閉チャック付きのプラスチック袋に入れている。
家に帰るまでクーラーBOXの中は乾いたまま。これでは魚が冷えない。
クーラーBOXには海水を少しだけ入れて、氷は袋から出して海水に浸けておく。(水氷と云う)
魚の粗熱を取るには水氷に限る。
魚が釣れたらハサミでえらを切り、バケツの中で放血させる。
長い時間は必要ないので早々にクーラーBOXにしまう。
クーラーBOXの中は血だらけの水浸しになる。
こう云う使い方がおいしい魚のコンディションを作る。
放血も水氷もオールシーズン心掛けよう。
さばき方
素人包丁上等。コンディションの良い魚なら、誰が何をやってもうまい。
ただし、血合い骨の処理だけはキチンとやることをおすすめする。
背身と腹身の間に食い込んでいるのが血合い骨。
刺身で食すにしても、フライで食すにしても気になるもの。
一般的な骨抜きはトゲ抜き・毛抜きの様な形で100円ショップでも買える。
これは魚屋で買ってくる様な、身の柔らかくなっている魚には使える。
釣って来た魚は新鮮コリコリ、死後硬直真っ盛りのため骨が簡単に抜けない。
素人は高い包丁を買うよりも高い骨抜きを買うべきだ。
アジフライだって血合い骨がない方がうまいに決まってる。
釣り人にしか味わえない新鮮な魚。よりおいしく食べようじゃないか。
著者:黒戸 拾郎
提供:ⒸイツトナLIVES/シャープファイナンス
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