コラム
2025/11/21
リースと銀行融資、設備導入に最適なのはどっち?
公開日:2025年11月21日 更新日:2025年11月21日

設備を導入する際の資金調達手段として
・銀行等の金融機関から融資を受ける
場合があると思います。どちらの方法で導入すべきか悩んでいるお客さまから相談されたことのある方もいらっしゃるかと思います。
そもそもリースと融資は何が違うのかよく分からないという声も多く聞きます。今回はリースのおさらいと融資との違い、メリット・デメリットを踏まえた上で、どちらが良いのかを解説していきたいと思います。
リースの特徴(おさらい)
リースとは、リース会社がお取引店さまから商品を購入し、リース会社が購入した商品をお客さまにリース契約という形で貸し出すものです。お客さま自身でお取引店さまから商品を選択し、リース会社とリース契約を締結します。お客さまは毎月のリース料をお支払い頂くことで、商品を利用できる形態となります。
リース期間が終了すると、再リースにより引き続きリース契約を継続するか、リース会社に物件を返却してリース契約を終了するかを選択することができます。
リース契約の場合、物件の所有権はリース会社にあります。
銀行融資の特徴
融資とは、企業や個人が金融機関からお金を借りることを表す言葉で、主に事業資金が必要なときに使います。融資を行うのは銀行であるため、銀行の立場から見ると、企業や個人は「融資を受ける側」となります。融資を受ける側は元金に利息を加えて返済する必要がありますが、設備資金の場合は一般的に分割で返済できることが多いです。
融資には、以下のような種類があります。
金利の種類:①固定金利、②変動金利、③固定金利選択型 など
長期資金の融資形態(一般的には証書貸付):
①プロパー融資(保証協会の保証なし、金融機関が独自に行う融資)
②保証協会付融資
③制度融資(地方自治体が制度を設計し、金融機関が融資を実行、信用保証協会が保証を行う仕組み)など
またリースとは異なり、融資実行時に①印紙代、②融資実行手数料(金融機関によって異なる)③保証料(保証協会等の保証付き融資の場合)等の費用が必要になります。
どちらがおすすめ?
ここまでリースと銀行融資について基本的な話をざっくり紹介してきました。では「リース」と「銀行融資」のどちらを選べばいいのでしょうか。
結論を先に申し上げると、目的や用途に合わせてリースか銀行融資を選ぶことが最も大切です。
▶リースがおすすめの場合(おさらい)
リース契約は高額な商品や最新の商品を一定期間、利用する場合におすすめの方法です。リースの特徴としてお客さまにリース物件の所有権がないため、リース契約終了後は返却または再リースとなり、長期的な利用の場合は再リース料が発生しコストが高くなります。一方でリース期間が終われば新しい商品を導入できるため、初期費用を抑えながら最新の商品を利用することができます。他にも、リース契約では固定資産税など税務上の管理をリース会社が行うため事務負担を軽減したい場合や、リース料は毎月定額のためリース期間中の金利変動リスクを回避したい場合にも適した方法と言えるでしょう。
▶銀行融資がおすすめの場合
銀行融資は高額な商品を長期間使用したい、途中で設備をカスタマイズしたい場合におすすめの方法です。
銀行融資の一番のメリットはまとまったお金がなくても商品を購入でき、物件を所有できることです。そのため長期間使い続けることを予定しているものに関しては銀行融資が適しています。
また、自己資金と併用することができるほか、資金に余裕が出てきた場合は繰上返済(手数料、違約金が発生する可能性あり)することで、将来的な金利負担を軽減させることができます。
一方で返済期間が長くなるほど金利の負担も大きくなることなどから、しっかりとした返済計画を立てて着実に返済をしていくことが大切となります。
まとめ
「リース」と「銀行融資」はどちらも初期費用を抑えながら、商品を導入できる方法となります。どちらも手数料や金利、事務コストなどの負担があるためそれぞれの特徴を押さえながら、利用する物件やその利用期間、目的に合わせた方法を選択することが大切です。詳細は弊社営業担当までお問い合わせいただくか、イツトナLIVESの商品・サービスページをご参照ください。
提供:ⒸイツトナLIVES/シャープファイナンス
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