コラム

【簡単レシピ紹介】フレンチの料理人から伝説の家政婦へ。タサン志麻さんの最新刊イラストレシピブックが発売!

公開日:2024年09月20日 更新日:2024年09月24日

訪れた家庭で本格フレンチなどの作り置きを3時間で15品以上ふるまうことから、伝説の家政婦としていくつものメディアで紹介され、注目を浴びてきたタサン志麻さん。今回は初のイラストレシピブックとなる、「志麻さんのレシピノート 何度でも作りたい、食べたいフランスの家庭料理」が好評発売中!大切なのは五感を使って、料理をすること——。そのためにも今回はあえて全ページをイラストにしたのだそう。本記事では、素朴だけど何度も作り続けてきたシンプルなフランスの家庭料理の数々の中から、とっておきのレシピを2品紹介します。初めて料理をするお子さまから、料理が苦手な大人まで誰でもおいしく作れるので必見です!

タサン志麻さんとは?
大阪あべの・辻調理専門学校、同グループ・フランス校卒業後、ミシュランの三ツ星レストランで研修を修了。日本に帰国し、老舗フレンチレストランなどで15年勤務したのち、結婚。家政婦に転身すると、各家庭の家族構成や、好みに応じた料理が評判を呼び、「予約が取れない家政婦」としてメディアから注目を浴びる。2015年に独立し、現在は家政婦の仕事に加え、料理イベント・セミナー講師、レシピ開発、テレビ方面などで活躍中!フランス人の夫と3人の子供、猫2匹と暮らしています。

何度でも食べたくなるフランスの家庭料理
高級でハードルが高いイメージがあった、フランス料理から受けた印象は意外にもほっとするような温かいもの。フランスの家庭料理はシンプルだからこそ、老若男女だれでも作ってみようと思え、自分の味を追求しやすいものだそうです。

また、日本では手に入らない食材もフランスには沢山ありますが、志麻さんのレシピでは日本の食材でもおいしく完成できるよう、アレンジを加えています。

【簡単レシピ 01.】
にんにくとパセリの香りが食欲を誘う・・!
きのこのエスカルゴバター焼き

(イラスト/ヒラノトシユキ)

▶材料(2人分)
しいたけ・・2パック
エスカルゴバター(作りやすい分量)
バター・・100g
パセリの葉・・30g
にんにく・・1かけ
玉ねぎ・・大さじ1(細かいみじん切り)
塩・・2つまみ
こしょう・・適量

▶作り方
1  エスカルゴバターを作る。バターは室温にもどして柔らかくする。パセリは汁が出るまで細かくたたくと、緑が鮮やかに出る。にんにくはすりおろす。材料をぜんぶ合わせて、パセリの色が全体になじむまでよく混ぜる。

2 しいたけは石づきを取り半分に切り、グラタン皿に入れて1を1/3量散らし、230度に余熱したオーブンで約10分、バターがしっかり沸いてうっすら焼き色がつくまで焼く。

(イラスト/ヒラノトシユキ)

Memo
・ここで使うエスカルゴバターは作った量の1/3。残りは炒めものに使ったり、ステーキにぽんとのせてソースにしたり、フライのタルタルにしたりいろいろ使える。冷凍もできる。
・オーブンの代わりにオーブントースターや魚焼きグリルでもいいし、フライパンで作るときは、油で焼いてからエスカルゴバターを絡める。

SHIMA’s note
エスカルゴバターはもともとブルゴーニュの郷土料理「エスカルゴ」に使われていたものだけれど、フランス人もきのこや魚介のソテーに使ったりバケットにのせて焼いたりして、リッチな風味を楽しんでいる。

【簡単レシピ 02.】
素朴で懐かしい味。りんごのケーキ


(イラスト/ヒラノトシユキ)

▶材料(直径15~18cmの型1台分)
りんご・・1個
バター・・60g(室温で柔らかくしておく)
砂糖・・40~60g(分量はお好みで)
卵・・1個
小麦粉・・60g
ベーキングパウダー・・小さじ1/2

▶作り方
1 ボウルに柔らかくしたバターと砂糖を入れて、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる。
2 卵を溶きほぐし、1に少しずつ加えてよく混ぜる。小麦粉とベーキングパウダーをふるいながら入れて、さっくり混ぜる。
3 型にクッキングシートを敷き、生地の1/3量を入れる。りんごをスライスして、半量を並べる。残りの生地を上に流して、残りのりんごを並べる。
4 200度に予熱したオーブンで40~50分焼く。竹串に刺して生地がくっつかなければオーブンから取り出し、型にいれたまま冷ます。

バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜて空気を含ませてから、卵を少しずつ加えて混ぜる。
(イラスト/ヒラノトシユキ)

SHIMA’s note
このレシピのベースはフランスのキャトルカールというパウンドケーキ。バター、砂糖、卵、小麦粉の4つの材料を同量で焼くので、一度作れば次からはレシピなしで作れて、フランスの家庭でもおなじみ。砂糖とバターがたっぷりで、甘くて濃厚でフランス人のお気に入り。量は好みで調整して大丈夫。

いかがでしたでしょうか。
写真ではなくイラストのレシピは、想像力が掻き立てられるもの。なんだか完成が楽しみになり、ワクワクしてきませんか?ここでご紹介したレシピの他にもたくさんのレシピが掲載されています。ぜひ手に取ってみてください。


『志麻さんのレシピノート』(©タサン志麻/幻冬舎)


著者:シャープファイナンス株式会社 事業企画部/プラットフォーム事業推進室
提供:ⒸイツトナLIVES/シャープファイナンス

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